織物産地 山梨県

ネクタイ生地の生産地としては、主に京都・八王子・山梨・桐生があります。
その中で今回たまきとのお付き合いのある山梨の機屋さんに見学に行ってきました。

山梨県が織物の産地であることを、当社に入社するまで全く知りませんでした。
見学させていただいた織物屋さんから、山梨県は江戸時代から全国でも有数の織物の産地であり、主に裏地・傘地・ネクタイ地等様々な織物を生産していると伺いました。
ネクタイについては近年、生産量日本一だということをこの時に知り、恥ずかしいばかりです。
そこで全国でも有数な織物の産地であることを、皆様に知っていただきたく記事にしました。

今回伺ったのは富士吉田市にある織物屋さんです。
郡内地方(北都留郡、大月市、上野原市、都留市、富士吉田市および南都留郡の一部)、富士北麓地域は織物産業が栄えています。この地域は夏に雨が多く、全般的に昼夜・夏冬の寒暖の差が激しいことに加え、富士山から流れ出た火山灰が降り積もり、農業に不向きだったそうです。しかし富士山の湧き水があり、湧き水は余分な成分がとても少なく、糸を染色するのに適していたことからハタオリが発展したそうです。

紀元前219年、この地に初めて織物が伝えられたという伝説があり、平安時代の書物からも「甲斐の布」という記述が記録されています。長い間伝統を守り発展していったハタオリ技術。今後も伝統を継承し、さらなる発展を願ってます!

写真:たまき協力工場

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